ビールの詳細情報

「Heineken(ハイネケン)」の詳細情報

Heinekenのアイキャッチ画像

\BEER PRESS JAPANのSNSをチェック/

この記事に書いてあること:超定番の海外ビール「Heineken(ハイネケン)」を徹底解説(どんなビール? 味は? どこで買えるの? 何円位? 関連動画は? 度数は? 種類は?)

 

 

 

 

1.「Heineken」とは

「Heineken」とは、世界中で飲まれている、販売量・売上高ヨーロッパNo1の緑色のパッケージと赤星がトレードマークのビールです。

日本では、主に麒麟麦酒株式会社が、ライセンス契約を結んで製造・販売しています。

Heinekenの歴史は、140年以上前にさかのぼります。

オランダ初の「プレミアム」なラガービールを目指して作られたとのこと。

ここで、マニアックな読者の方は、「じゃあラガービールの中の、具体的にはどのスタイルなのか」が気になると思います。

(ここからマニアックな話になってくるので、味わいだけが気になる方は「2.味わい(実飲レビュー)」へどうぞ。)

 

1-1.Helles(へレス)なのか、Pilsner(ピルスナー)なのか

BEER PRESS JAPANでも調査を進めましたが、おそらく「Helles(へレス)」、でももしかしたら「Pilsner(ピルスナー)」かもというところまでは絞りこめました。

英語版のWikipediaでは、以下のような記載になっています。

Heineken Lager Beer (Dutch: Heineken Pilsener), or simply Heineken (Dutch pronunciation: [ˈɦɛinəkən]) is a pale lager beer with 5% alcohol by volume produced by the Dutch brewing company Heineken International.

英語版 Wikipedia

一方で、日本語版のWikipediaでは、以下のような記載になっています。

ビールの分類 ヘレス

日本語版Wikipedia

 

微妙なラインですが、ヨーロッパの通販サイトやAmazonでは、へレスとして紹介していることが多いので、おそらくへレスに分類されるものと考えられます。

へレスは、ピルスナーよりもホップの香りが弱いことで知られていますが、相対表現なので、判断に迷うところです。

もう少し確証を得るために、へレスの定義を調べてみます。

Munich-style Helles is a yellow beer brewed with bottom-fermenting yeast, bitter hops such as Hallertau hops, and an original specific gravity (prior to fermentation) between 1.044 and 1.053 (11 to 13 degrees plato), and between 4.5 and 6% alcohol by volume. Helles has a less-pronounced hop flavor than pilsner beers.

英語版Wikipedia

訳すと「下面発酵酵母とハラタウホップなどの苦味のあるホップで醸造された黄色のビールで、元の比重(発酵前)は1.044~1.053(11~13度プラトー)、アルコール度数は4.5~6%」と記載があります。

そもそもラガーなので下面発酵の条件は満たしています。アルコール度は5%なので満たしています。がこのあたりはピルスナーにも共通するので微妙なラインです。

比重は公開されていないので、分からず。

最後のよすがとして、ハラタウホップの使用有無ですが、公式ホームページでは判別が出来ません。が。これまたマニアックな海外向けの自宅ビール作りページ(日本では酒税法などがあるのでご注意)にて、Heinekenのレシピとして以下のような記載がありました。

・1 Can Mangrove Jack Dutch Lager
・1 Kg Brew Booster
・Lager/Pilsner Grain Pack
・15 Grams Hallertau Hops Pellets
・1 Saaz Hop bag
・Saflager yeast.

Brewers Choice

おお、ハラタウホップだ、と思ったのも束の間、そのすぐ上にはPilsner Grain Pack(ピルスナーの穀物パック)とあるので、結局、なんとも言えないという結論に落ち着きました。

 

1-2.A酵母

最後にHeinekenの酵母として忘れてはならない「A酵母」について触れてみます。

A酵母はハイネケン独自の酵母で、これにより「コクがありバランスの取れた味わいと、ほのかなフルーツの香り」が生まれます。

醸造タンクもA酵母の良さを引き出すために一般的な縦型タンクではなく、横型タンクを用いて、28日かけて醸造しているとのこと。

キリンビール含め、世界でライセンス醸造がされていますが、ライセンス醸造の場合もこのA酵母、横型タンク、28日醸造なのかどうか、気になるところではあります。

Heinekenの動画(後述)では、世界のどこでも同じ味と言っているので、そうなのだろうと信じて飲むしかありません。

それでは、実際に飲んでいきましょう。

 

 

2.味わい(実飲レビュー)

まずパッケージを確認。

Heinekenの缶正面

 

旧来のパッケージよりもロゴや赤星がかなり大きいです。

一方向から見ただけでは商品名が分かりません。緑と赤星でHeinekenと分かるだろうという会社の自信がうかがえます。

余談ですが、日本で赤星というと、「サッポロラガービール」があります。

サッポロラガービールの缶正面

 

この赤星と見比べると、Heinekenは、明るい赤色で、白い縁取りがあります。星だけに集中して、お店で間違わないようにしてください。

それでは注ぎます。

Heinekenを注いだグラスと缶
Heinekenを注いだグラスと缶_机の上

 

色は金色、これぞビール!という感じの美しい金色です。

麦麦しい香り、甘みを感じる香りがします。

いざ、飲みます。

 

優しいまろやかで、仄かな甘みを感じます。パンの甘みに似ています。

シュワ―ッときて、まろーむ、そして甘ーみ、最後に小麦が入っていないのに小麦のような、パンのような香りが抜けていきます

後味は、かなりすっきり、あっさりしています。ゴクゴク系ビールです。

Heinekenはリピあり

 

BEER PRESS JAPAN的には、「すっきりゴクゴクと飲みたいときに良い。手に入りやすさもGood」ということで、リピありという評価になりました。

 

すっきり系ならこちらもおススメ(関連記事)

「シンハービール」の詳細情報

シンハービールを芝生で

 

 

3.購入場所・最安値

全国販売なので、わりと様々なスーパーで売っている印象です。

確実に購入するのであれば、海外ビールショップや、通販でも良いかもしれません。

350ml缶は、1本当たり約230円位で販売しています。230円を切っていたら購入しても良いと思います。

通販だと、以下から現時点の在庫と最安値を確認できます。

 

 

330ml瓶は、1本当たり約240円位で販売しています。240円を切っていたら購入しても良いと思います。

通販だと、以下から現時点の在庫と最安値を確認できます。

 

 

4.CM・関連動画

「Heineken」の関連動画は多数公開されています。なかなかに物語性があったりする動画もあり必見です。

将来世界で飲まれることになるというような動画。

 

美しいアムステルダムの風景を眺めながら飲むのもいいですね。

 

ウィズコロナのハイネケン。

 

コロナに関しての動画は他にも以下に公開されています。

our response to covid-19

 

 

5.商品情報 

【ビール名】Heineken(ハイネケン)

【種類】Helles(へレス)またはPilsner(ピルスナー)

【アルコール度数】5%

【産地】オランダ(日本製造分もあり)

【生産者】ハイネケン・ホールディングス
     麒麟麦酒株式会社 ※ライセンス製造

【原材料】麦芽(外国製造)、ホップ

【生産者URL】https://www2.heineken.com/jp

 

 

参照1:Heineken日本版公式サイト ※アイキャッチ画像のロゴマークは当サイトより

参照2:Heinekenグローバル版公式サイト

参照3:麒麟麦酒株式会社 「Heineken」商品情報

 

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

身近で購入可能なビールを中心に、そのビールの詳細情報から、実際に飲んだレビューなどを掲載しています。